ホームヘルパー資格の実習

私がホームヘルパー2級の資格を取ろうと思ったのは、いずれ両親の介護が必要になった時のことを考えてのことでした。

38歳の頃です。講座と実習がセットになったベネッセのプログラムでした。講座は講師の授業を受けたり、実習生同士で習ったことを練習してみたりでした。やっぱり良い経験になったのは5日間の実習です。

今はホームヘルパー2級ではなく介護職員初任者研修になりましたが内容は大きく変わってないそうです。

ホームヘルパーになった人は敷設で働くか個人宅に出向いて働くかになりますが、両方を実習することが出ました。施設の方で私がしたことは衣類等汚れ物の洗濯、食事の介助、話し相手、デイサービスでの見守り役などでした。

汚れ物の洗濯は当時私には家に幼児がいましたのでそれほど抵抗なくできました。食事の介助はとにかく口に入れるタイミングが難しく口を開けてもらうのに四苦八苦しました。

食事自体がもうそれほど楽しみではないような利用者様だったので、なかなか食事が進みません。食べていただかないと体力が心配ですし、無理して食べさせて具合が悪くなられても困ります。

他の時間割を考えるとのんびりもしていられないので必死だったことを覚えています。

合間に会話が楽しめるといいのですが、反応が薄い方だったりするとどんな話題で話しかけるといいかわからず間を持て余したこともありました。

この年代の方が興味を持ちそうなことを事前に調べておけばよかったと反省しました。デイサービスの方は介護度が低い利用者様が多いので、コミュニケーションは比較的取りやすかったです。

楽しんでいただけたようでお帰りの際に「ありがとう」の言葉を聞けた時は嬉しかったです。施設の実習は実習生ながらかなりハードでした。

慣れないことばかりで気が張っていたし、息付く暇なく次々とすることが湧いてくるので介護の大変さが身にしみました。

個人宅での実習はプロの方に付き添っての実習でした。何しろ1時間とか2時間とか決められた時間内でたくさんの依頼をこなさなければいけませんからとにかく慌ただしいです。

身体介護と家事援助の両方を経験しました。プロの方はとにかく手早く仕事をこなしていきます。プロの方の働きぶりを目で追いながら私は利用者様の話し相手を務めました。

私が出向いた先はひとり暮らしの方ばかりでしたので話をして気晴らししていただきたいと思っていました。

個人宅ですので家に置いてあるものを見るとだいたい趣味がわかります。それを話題にしていろいろ尋ねるようにしましたので施設と違って会話に困りませんでした。

体験してみて思ったことは子育てはどんどん負担が軽くなるのに対して介護はどんどん重くなるということです。

家族だけで担おうと考えると大変すぎて必ず行き詰まります。すごい勢いで高齢化が進んでいる日本です。費用の問題がありますが、行政の厚いバックアップはやはり重要です。