アメリカではサプリ、日本では処方箋がいるメラトニンの注意点

アメリカでは、ドラッグストアで買えるサプリメントとして売られているメラトニンですが、日本では医師の処方箋がないと買えません。一方ではサプリメントとして扱われ、一方では薬として扱われるのは、どんな理由によるものでしょうか?

人の体の中に存在するホルモンは、ごく微量でも、体の機能に大きな影響をおよぼします。

 メラトニンは、ホルモンの一種です。体内に存在するホルモンは、ごく微量でも、体に大きな影響をおよぼします。たとえば女性ホルモンは、一生の間にティースプーン2杯分しか分泌されません。たとえば、女性は、思春期に急激に女性ホルモンの分泌量が増えると初潮を迎え、更年期に急激に女性ホルモンの分泌量が減ると閉経します。このことひとつとっても、ホルモン剤がいかに強い薬か想像がつくでしょう。実際、病院では、ホルモン剤は、特定の病気にしか処方されません。
 ホルモンは、体内で量を微妙に調節しています。多すぎても少なすぎても、よくないのです。それなのに、ホルモン剤などで人為的に増やすと、体は「作らなくていいんだ」と判断して、ホルモンを分泌しなくなります。これは、フィードバックシステムという、体が持つバランス機能です。
 メラトニンは、視床下部で分泌をコントロールする他のホルモンとは違い、太陽の光で分泌がコントロールされるホルモンです。他のホルモンと違い、メラトニンを摂取することで、体内でのメラトニンの生成が阻害される恐れはないと言われていますが、まだ、分からないことが多いのが実情です。

まだまだ分からないことが多い、メラトニンのサプリメントの副作用。

女性ホルモン
 アメリカで販売されているメラトニンのサプリメントには、副作用はないと書かれています。一方で、人によっては、悪夢を見る、血圧の低下、腹痛が起きることがあるとも書かれています。
 副作用が出るかどうかは個人差がありますが、メラトニンのサプリメント自体、10~20年にわたる長期使用のデータがないため、どんな影響があらわれるかは分からない部分が多いのです。
 メラトニンのサプリメントは、狂牛病の影響で、現在は人工的に作られたものが多く出回っています。人工的に作られたものは、他のホルモンとの共同作用がはたらかなくなり、体内に入ると、異物とみなされてアレルギーを引き起こすおそれがあるほか、血栓症や、まだ知られていない副作用が起きるおそれがあります。

メラトニンのサプリメントを服用するときの注意点。

 メラトニンは、過剰摂取で、生殖機能障害をおこす可能性があります。卵巣機能や、排卵抑制、子宮収縮、EDなどの症状があらわれたという報告があります。妊娠を望む女性は服用を避けるべきでしょう。
 また、妊産婦、授乳中の使用については、ほとんどデータがありません。胎児への影響から、メラトニンのサプリメントは使わない方がいいでしょう。
 15才未満の子供、特に、第二次性徴を迎え、性ホルモンの分泌が活発になる思春期の子供は、メラトニンが生殖機能の発育を妨げるため、服用は避けるべきでしょう。

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